かくかく しかじか帳

藻の、思う・感じる・考えること

日光浴で気分を上げる

 家の中で気分が落ち込んできたら、ビタミンD不足を疑う。

 

 ビタミンDが体に及ぼす影響の一つに、メンタルヘルスの改善がある。幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの調整に、ビタミンDが関係しているからだ。

 

 ビタミンDの簡単な接種方法は、日光に当たることだ。皮膚に日光が当たると、皮下脂肪に含まれるコレステロールの一種から、ビタミンDが生成される。冬季うつの原因も、日光に当たる時間の短さが影響しているらしい。つまり、鬱々としてきたらまず日光に当たればよいということだ。このことを私はすっかり忘れていた。

 

 現在就活中である。二月末から活動を開始し、来週を終えると一ヶ月が経過するといったところ。その間、ほとんど家を出ていなかった。朝起きて転職サイトを覗いては、気になる求人に応募する。企業から連絡が来れば、書類を作成。書類選考を通れば面接の日時を調整して、ほとんどの場合リモートで面接を受ける。

 

 とんとんと選考が進むこともあれば、容赦なく書類選考で落ちる場合も多い。選考の進捗に一喜一憂してしまい、全体的にどよーんとした気分でいることが多かった。

 

 そんな時に、しばらく日光を浴びていないことに気付いた。鬱々としているのはビタミンDが足りていないからではないか?もしそうでなかったとしても、日光浴で解決するなら手っ取り早い。そう思い日の当たる道を散歩してみると、早咲きの桜が散り始めていて、季節の移ろいの速さと、これから咲く花々が楽しみになった。

 

 就活も佳境に入っていて、そろそろ就業先を決めたいところ。四月まではまだ引きこもり生活が続きそうだが、一日十分は日光を浴びて、前向きな気持ちで新年度を迎えようと思う。