かくかく しかじか帳

藻の、思う・感じる・考えること

自分のための文章を書く

 毎朝起きたら、原稿用紙三枚に文字を書き連ねる。いわゆるモーニング・ページと言われる習慣だ。

 

 本来はA4サイズの紙を使うが、いろんな人のやり方を見て、原稿用紙を使うことにした。一二〇〇文字という文字数制限があることで、長く続けられるのではと考えたからだ。正直A4サイズ三枚に文字を埋めるのには、かなり根気がいる。ずぼらな私には、原稿用紙三枚分が今のところちょうどいい。

 

 モーニング・ページの目的は、頭の中を掃除することだ。書き方の作法はない。思いついたことを思いついたままに書き出す。今日やることや昨日の反省点などを書き出すことで、本来自分がやりたかったことをつまびらかにする効果がある

 

 一番重要なのは、書いたものを他人に見せないということだ。ブログなど人の目に触れる場所では、どうしても飾った自分で書いた言葉になる。人の目に触れさせないことで、自分の醜い部分、だらしない部分、ちょっとした感情の変化などもありのままにさらけ出すことができる。

 

 二月から開始して中断しながらも、今日で五週目に入った。一月から無職になり、二月には三十歳の節目を迎えた中で、今後の人生をどう生きていくか見つめなおす時に、最適な方法だった

 

 ペンと紙さえあれば誰でもできるため、新年度に向けて生活を見つめなおしたい人にはおすすめしたい。また、より詳しく知りたい方はモーニング・ページの考案者であるジュリア・キャメロンさんの『新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読んでみることをおすすめする。