かくかく しかじか帳

藻の、思う・感じる・考えること

TOEIC満点お兄さんの教え

 前職は資格の勉強が必須の仕事だった。入社して三年までに三つの資格に合格すること。入社して一年経った頃、そろそろ手をつけないとまずいと思い、一念発起。今年全部合格するぞ!

 

 一月、不合格。二月不合格。同じ試験に二回落ちてしまった。キャンペーンで、一回落ちても二回目は無料で受験できたが、受験料が無駄になってしまった…。二回落ちたショックからウダウダ立ち直れなかった三月が過ぎ、四月に救世主がやってきた。TOEIC満点お兄さんだ。

 

 TOEIC満点お兄さんは、その名の通りTOEICで満点を叩き出したお兄さんだ。学生時代は数ヶ月の追い込みで某有名大学に合格したり、一ヶ月で私が挑戦している資格の上位資格に合格したスーパーマン。この人に勉強のやり方を乞うしかない…!

 

 TOEIC満点お兄さん(以下、お兄さん)がやって来て一ヶ月、お兄さんがそろそろ仕事に慣れてきた頃を見計らって、「勉強のやり方を教えて欲しいんですけど…」と、突然のお願いにしては無遠慮な量の質問チャットを送った。

 

 ドキドキして返信を待つこと二十分、私の倍くらいの文量のチャットが送られてきた。なんたる神!一つ一つ細かいアドバイスをもらった中で、一番衝撃を受けたのが「勉強のスケジュールを立てない」というとこだった。

 

 スケジュールは立てずに、ひたすら問題を解いて、九割近く点数が取れるようになったら試験を受ける。対する私は計画だけは立派に立て、事前に試験日を決め追い込むものの、理解が追いつかず、負け確定の戦いを繰り返していた。

 

 その日から私はお兄さんの教えに従って、試験の模擬問題を繰り返し繰り返し解いた。初めから試験日を決めるのではなく、確実に受かるぞと自信をもてた時点で試験を予約。五月、私は三回目の挑戦で合格をもぎ取った!

 

 私はお兄さんに(心の中で泣いて)感謝した。残り二つの資格にも取り組んだところ、今年中と決めていた目標は八月に全て達成してしまってした!

 

 お兄さんはその他にも沢山の勉強法を伝授してくれた。教える手間もあるだろうに、自分の勉強法が他の人にも通用するか興味があると、果てしなく勉強熱心で親切な人だった…。

 

 お兄さんの教えは、文章を書くことにも適用できる。とにかく書くこと。計画も立てず、ひたすら自信が持てるまで書く!このブログがどこに向かうか分からなくても、とにかく自分が面白いと思うことを書く。

 

 お兄さん、私と出会ってくれてありがとう。私は今日も書くことに夢中です。

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