かくかく しかじか帳

藻の、思う・感じる・考えること

コミュニケーションも、ドルコスト平均法で

 言いたいことがあっても溜め込んで、ふとしたきっかけで爆発してしまったことはないだろうか?

 

 昔の私がそうだった。大事にしたいと思う相手にこそ、伝えるのが怖い。相手の機嫌を伺っていると、また今度にしようかなと先延ばしにして、気持ちを溜め込んでしまう。そんな時積立NISAをはじめて、ドルコスト平均法がコミュニケーションにも使えるのではないかと思いついた。

 

 ドルコスト平均法とは、投資の手法である。一度にすべてを投資するのではなく、定期的に少額を投資する方法だ。株価のように日々変動するものに対して、上がった時も下がった時も、決まった額を投資することで、リスクとリターンを平均化する効果が期待できる。

 

 コミュニケーションも、定期的に定量的にとることが重要なのではないか?相手の気分も、毎日一定ではない。気分のいい時もあまり良くない時も、気になることは伝えておく。内容は短く、あまり深刻にならずに。自分の気持ちを簡単に伝えておく。

 

 そうすれば、ドルコスト平均法のように、相手からのいい反応・悪い反応を平均化できるだろう。おまけに、繰り返し伝えることで、相手の意識下に定着させることができる。相手の機嫌がいい時を待つ必要がなくなるし、気持ちを溜め込むこともない。

 

 「使ったものは元の場所に片付けておいて」といった日常的なものから、「今後転職を考えている」などライフプランに関わる重要なことなど、後からまとめて伝えても、相手にとってピンとこないタイミングだったり、逆に早く言って欲しかった、ということも起こりうる。そうなるのであれば、日々気づいた時、考えた時「実はこう思っているんだよね」と伝えておくことに越したことはない。

 

 私のように気持ちを溜め込みがちな人は、ドルコスト平均法を意識して、定期的に定量的にコミュニケーションをとってみてはどうだろうか?